会長挨拶

会長 栗原 長吉

 令和6年度総会において会員の皆様からご承認をいただき、木村哲嗣会長の後任として会長に就任いたしました栗原長吉でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 本会は平成6年に、これまでの小・中学校・高等学校一体の退職校長会から、高校独自の組織として設立され、昨年30周年を迎えました。「会員相互の連絡・親睦、生活の向上、教育の振興に寄与する」ことを目的として諸事業を行っています。会員数は480名を超え、昨今はコロナもやや落ち着きをみせており、6つの同好会が活動し、地区情報交換会も開催されております。総会、宿泊研修会、顧問・参与会議、本部役員会、理事会、年3回の会報の発行、ホームページの活用等諸事業を展開して、本会の目的を遂行しております。

 不易流行という言葉がありますが、世の中の変化が激しい時代となっております。高校現場の変化も激しく、第4期県教育振興計画、働き方改革、65歳定年への引き上げ、ICT活用、非認知能力の育成等の課題があります。一方で不易として変わらず求められるのは、課題解決力、確かな学力、豊かな人間性、健やかな体、信頼される学校づくりや規範意識やコミュニケーション能力の育成等であります。こうした高校現場の支援に少しでも寄与することができれば幸いと思います。

 本会についてもこれまでの伝統を受け継ぐとともに、時代の変化に応じた対応を工夫し、会員相互の親睦や生活の向上に努められるよう皆様のご意見をいただきながら進めてまいりたいと思います。皆様の豊富なお知恵と豊かな経験を生かして、充実した会になりますよう、ご支援・ご協力をお願いしまして挨拶といたします。